人手不足な看護業務に伴う苦労とは?

深刻な人手不足で就職には困らないイメージの看護師ですが、看護業務は多岐にわたり、体力勝負の仕事です。さらに人命に関わる仕事であることから、日々の緊張感とプレッシャーが大きく、精神的な強靭さも求められます。看護業務に伴う苦労とはどのようなものがあるのでしょうか。よく挙げられるのは、勤務時間の不規則さと職場の人間関係です。

勤務時間については2交代制と3交代制があります。2交代制は夜勤で労働時間が16時間になりますが、仕事の後はその日まる一日休むことができ、さらにその翌日が休みであれば二日間休暇を取ることができます。一方3交代制は、夕方から深夜までの準夜勤の場合、翌日が日勤になることが多く体を休めにくいと言われています。3交代制の方が交代の時間がすぐに来るため、疲れが蓄積しやすいのです。
職場の人間関係も難しい問題です。男性看護師も増えてきてはいますが、女性が多い職場であることに変わりはありません。新人からベテランまで幅広い年齢層の人たちが働く職場なので、こじれることもあるでしょう。

こうした苦労を伴いがちな看護師の仕事ですが、気分転換などで上手にストレスを解消し、ワークライフバランスを整えることが大切です。人間関係については気にしすぎないようにして、苦手な人とは業務に関わることしか話さないといった割り切りも必要でしょう。また、3交代制を2交代制にしたり、業務時間の適正化を行ったりするなど、看護業務の改善を進める病院も増えてきています。そうした病院に転職するのも一つの手です。転職アドバイザーに相談すると、どういう働き方、職場が合っているのか分析し、アドバイスをもらえるでしょう。